令和6年度利賀ダム付替市道整備他工事

現場日誌

2025年05月の日誌

仮締切構築1 2025/05/30 

利賀川右岸側の仮締切工及び施工ヤードの構築(路体盛土)を施工しています。

 

川の中を盛土する前に大型土のうで仕切り、その中に路体盛土を施工しています。岩渕橋左岸側土砂仮置場から10tダンプトラックにて土砂を運搬していますが、300mと距離が近く、市道岩渕北島線の幅員も広くない為、2台掛での運搬になります。


 

大型土のうに遮水シートを這わせ、その上に袋詰玉石を設置します。袋詰玉石や大型土のうも製作箇所から10tダンプトラックにて運搬しているため、時間がかかりましたが少しづつ仮締切の形状になってきました。また、今週の木曜日の朝に現場を見てみると、川の水位が一気に下がっていましたので驚きました。河川内作業時は胴長を着て作業していましたが、長靴でも施工できるほどに水位が下がりました。



また、先週に伐採した丸太をスノーバレー利賀まで運搬し所定の箇所に仮置きしました。長さ4m及び2mの物、雑木と杉を分けて仮置きしました。こちらも10tダンプトラックにて運搬し、合計3台分の数量となりましたので、発注者の現地確認の立会を受け、完了しました。

工事用道路構築4 2025/05/23 

先週から引き続き、利賀川右岸側の施工ヤードを構築しています。

 

盛土を行う前に、河川内に大型土のうを設置し盛土に流水が直撃しないようにします。盛土に水流が直撃すると常時、大量の濁水が発生し下流域に影響を与えます。大型土のうで上流側を囲い、水の流れを無くすことで濁水の発生を抑制します。

 

今後、内側の大型土のうの外側には袋詰玉石を設置する必要があります。作業員が川の中に入り作業するため、利賀川の水位を常時確認していますが、去年と比べて利賀川の水位が高い状況が続いています。降雨のときはもちろん、晴れている時でもダムの上流側で雪解けが進むことで、ダムの追加放流があります。現在の作業は天気と利賀川の水位を見ながらとなるため、柔軟な対応が求められます。

工事用道路構築3 2025/05/16 

引き続き、工事用道路(施工ヤード)の構築を行っています。

 

市道岩渕北島線から施工ヤードまでの工事用道路 延長約60mは完成しました。切土箇所、盛土箇所共に大型土のうを設置し、工事用道路を構築しました。


 

岩渕橋の左岸側の土砂仮置場にて、10tダンプトラックに土砂を積込み、構築した工事用道路を通り土砂を運搬しています。運搬した土砂は施工ヤードの造成に使用し、施工ヤードは旧岩渕橋を撤去し新岩渕橋の橋台を施工するヤードとなります。

 

4月に伐採した有価木は、スノーバレー利賀へ運搬します。雪も融けて置けるようになったので、来週の火曜日に運搬する予定です。交通ルールを守り、地元に迷惑が掛からないように運搬します。

工事用道路構築2 2025/05/02 

今週は工事用道路の構築と先週に施工できなかった河道掘削を行っています。

 

まずは、河道掘削を行うにあたり支障木を伐採します。伐採作業中は足元の泥濘に注意しながら作業します。伐採後は4mに玉切りします。


 

現在は右岸側に水が流れており、右岸側と左岸側に仮締切を構築するため、川幅を広げて川の中央に水が流れるように堆積している土砂を掘削(河道掘削)します。作業中は濁水が発生しますが、できるだけ発生しないようにかつ、発生時間が短くなるように配慮しています。



対岸側では仮設工の工事用道路を構築しています。

 

切土部の施工が概ね完了し、盛土部の施工を行っています。地すべり地帯での施工になるため、現地盤には軟弱地盤用土木資材である「土木シート」を敷設します。その上に盛土を行うことで不同沈下を抑制し建設機械等の走行性を確保します。