令和6年度利賀ダム付替市道整備他工事

現場日誌

2025年04月の日誌

工事用道路構築1 2025/04/25 

先週で工事用道路を構築する箇所の支障木伐採作業が完了したため、今週より工事用道路の構築を行っています。

 

施工箇所は雪解けのため、ぬかるんでおり足元注意で作業を進めています。
この工事用道路を構築した後に、利賀川右岸側にて仮締切を構築し旧岩渕橋を取壊し・撤去を行います。旧岩渕橋は令和5年度の工事で4径間中、左岸側からの3径間を取壊し・撤去を行っており、現在は写真下のように右岸側の1径間のみが残っています。



下の写真は今週の利賀川の状況です。

 

工事用道路構築と同時並行で河川内の支障木伐採作業と河道掘削を予定していましたが、今週は千束ダムや利賀川ダムの放流量が多く河川内作業の作業中止基準の水位に達しているため、作業できませんでした。今の時期は融雪期となるため、気温が上がる昼頃から夕方にかけてダムへの流入量が増加するため、放流量も増加します。作業中止解除の基準水位にならなければ河川内に入れないので、土日の間に水位が落ち着いてくれないかなと願うばかりです。

今週からダンプトラックによる場内運搬(現場内運搬)が多くなるため、市道仙野原細島線と市道岩渕北島線を終日通行止めとしています。近隣の皆様方にはご迷惑をお掛けしておりますが、ご協力の程よろしくお願いいたします。

樹木伐採、袋詰玉石製作 2025/04/17 

今週は、工事用道路を構築する箇所の樹木伐採と、利賀川の中に仮締切を行うための袋詰玉石を製作しています。

 

樹木を掴み、そのまま切断できるアタッチメントの付いた重機で支障となる樹木を伐採していきます。このアタッチメントはバケットの形状となっており、除雪作業も行えます。また、重機のアームにはウインチも搭載しており、写真右のように伐採した樹木を引っ張り上げることもできます。



伐採した樹木の枝葉は、ダンプトラックに積込み、所定の処分場へ運搬し処分します。丸太については、4m又は2mの長さに玉切りします。


一方で、協力業者さんの資材置場では、袋詰玉石を製作しています。現場内で製作スペースの確保ができないため、協力業者さんの資材置場の一角をお借りしました。

 

型枠を組立て、型枠の中に袋を設置し玉石を投入します。玉石の大きさは15㎝から25㎝のものを使用し、1袋当たり2tの重さとなります。



玉石投入後は一度仮に吊り上げて、口絞りロープでしっかりと結び、型枠が浮かないように吊り上げて完成です。本工事では328袋製作していきます。

現場内除雪 2025/04/08 

今週は現場内の除雪作業をしています。

 

少しずつ雪解けが進んでいますが、除雪後の雪壁の高さは依然として高いです。除雪作業は除雪ドーザーで行うと積雪量が多すぎて押せないため、バックホウにて行います。路面まできれいに除雪したいところですが、バックホウで除雪すると路面を傷めるので、雪を10~20㎝残して除雪します。残った雪は3日程で溶けて無くなります。


カーブミラーの半分以上が雪に埋まっています。日当たりが悪いところは中々雪解けが進みません。ガードレールや電柱、架空線に十分注意しながら除雪し、特に架空線下では監視者を配置し除雪しています。除雪作業は今週いっぱい掛かる見込みで、雪に何が埋もれているか分からない状況ですので、焦らずに安全を確保しながら作業を進めていきます。

現場の積雪状況 2025/04/04 

本工事の工期が1年延長となり、来週の7日から除雪を行います。
今年は降雪量が多く、なかなか雪が融けない状況となっています。

 
上の2枚の写真は、3月10日に撮影した現場付近の市道仙野原細島線です。この時点で、積雪量が2m50㎝でした。令和6年度利賀ダム工事用道路維持修繕工事担当の中山工業さんがロータリー除雪車にて除雪された後に撮影しており、道路は「立山黒部アルペンルート」のような光景となっていました。


 
4月2日時点での積雪状況です。昨年施工したA1橋台護岸工は雪が溶けて見えるようになりましたが、日当たりが悪いところは現時点でも1m50㎝くらい積雪がありました。
利賀村の協力業者さんも、「さすがに今年は降雪量が多かった」と口を揃えて言っておられました。来週からは建設機械を使用し除雪作業を行うので、安全第一で作業を進めていきます。