能越道 中波地盤改良その3外工事

現場日誌

2012年01月の日誌

現場に関する日記です。

【満保】小春日和、一転。 2012/01/24 曇り

今朝外に出ると雪が15cm(砺波)位積もっていたので、除雪モードをONにして出勤したのですが、現場に近づくにつれて、あれよあれよと雪が減っていき、結局中波地区は積雪0cmでした。

さて、先日からいよいよ鋼矢板の打込みが始まりました。現在Ⅲ型鋼矢板(L=12.0m)をバイブロハンマ(振動機)にて打設中です。


     ”バイブロハンマによる打設状況”

【満保】小春日和。 2012/01/18 晴れ


       ”めずらしい来客”

今朝家を出る時、放射冷却でけっこう冷え込んでいましたが、日中は10度位まで上がり、杭を打って暖をとる必要はありませんでした。東北や北海道は、記録的な積雪量を観測しているようですが、今日はすっかり小春日和です。そこで今日はちょっとした高台まで登ってみました。


     ”ちょっとした航空写真”


      ”と、立山連峰”

【満保】ラムサウンディング試験。 2012/01/16 曇り

現場事務所に設置した気温計は正午で5度を示していました。無風であればこの時期そんなに大した寒さではないのかもしれませんが、あいにく今日は山からの吹き下ろしのせいで、体感温度は1度位だったんではないでしょうか。バリバリに凍っていたし...。こんな日は無意味に杭を打ってみたりしますが、全力で5本も打てばもうすっかり体はほくほくですよ。ぜひおすすめします。さて、本日の作業内容はオートマチックラムサウンディング試験でした。


”0.8m3バックホウと同等のお値段だそう”

地盤調査の一種で、『ロッドの先端に先端角90度、外径45mmのコーンを取付け、自動連続貫入装置にて質量63.5kgのハンマーを500mmの高さから連続的に落下・打撃貫入させ、貫入量200mm毎の打撃回数Ndmを記録します。』...。噛み砕いて言いますと鉄の棒を地面に突き刺してどこまで入るか調べることにより、地盤の固さ(N値)が分かるという試験です。今回の結果は、地表から約12mほどいったところで貫入不可になりました。この結果から、間もなく行う地盤改良の改良深度を決めていきます。この試験を行っていると、やわらかい層や固い層、転石など手に取るようにわかるので、大変重宝します。地盤マニアの方必見ですね。

【満保】湧水。 2012/01/13 雨

前回触れた中波B地区の湧水についてですが、追加工事の地盤改良を行う為、作業ヤード造成を行っていたところ、既存の田んぼ法尻で見つかりました。10年ほど前に圃場整備を行っていた地元業者の方に伺うと、当時湧水が出た時は、約1メートル位吹き上がったと言うことでしたので、その水量を想像していただけるかと思います。


     ”滾々と湧き出ています”

このまま地盤改良を行うと、大切な改良体が洗い流されてしまい、強度低下や水質汚染を招くのは避けられません。なので対処方法として、暗渠排水管を設置し水道を作り、且つ施工範囲を鋼矢板で囲み、地下水の流れを影響範囲外へ変えてやることにしました。


  ”改良範囲を避けて設置してあります”


       ”現在の様子”

矢板の打ち込みは月末の予定です。

【満保】新年。 2012/01/09 雨

遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。さて、仕事初めの高揚感と、正月の暴飲暴食による疲労感と、新年早々風邪をひいてしまったことによる倦怠感があいまって、よくわからないテンションになってしまっていますが、みなさん良いお正月を迎えられたでしょうか?当現場も早速先週から稼働しており、現在地盤改良後の乱れた作業ヤードを整地しております。雪の量も大したことはなく、残る作業は中波B地区内の地盤改良(エポコラム工法)となります。このB地区ですが、取りかかりに際して色々と問題(中波地区通信12月号をどうぞ)がありましたが、対処方法も決まりました。詳細については改めて報告したいと思います。それでは本年もどうぞよろしくお願いいたします。


      ”手前E地区、奥B地区”


    ”右側がB地区作業ヤード”