令和5年度利賀ダム付替市道整備他工事

現場日誌

2024年12月の日誌

現場に関する日記です。

現場完了 2024/12/08 

現場での施工が完了しました。
5月から着手し、なんとか降雪時期に間に合いました。

  


利賀村岩渕地区では、旧橋の撤去を行い、付替市道を施工し、橋台を施工しました。


 

 

小谷橋工区では、橋台まわりの擁壁工や、防護柵工、踏掛版工等を施工しました。

本工事は、狭隘な区間での施工や電柱等の支障物件により、制約される工種も
ありましたが、工期内に完成することができました。発注者の皆様に迅速な協議
とご指導を頂けたこと、そして地住民域の皆様方のご協力のおかげと思っており
ます。
本工事で得た貴重な経験を基に、施工管理及び安全管理等のさらなる向上を目指し
今後も利賀ダム事業に貢献していきたいと思います。

踏掛版 2024/12/06 

今日は踏掛版の施工についてしました。
踏掛版とは、橋の両側にある分厚いコンクリート版のことを指し、普段は
地面に埋まっているため、見ることはできません。


鉄筋を組み立てています。


コンクリートを打設しています。入念に締固めます。


打設後は、コンクリートが凍結し、体積膨張しないようにジェットヒーターで加熱養生
します。


型枠を解体しました。この後、埋戻しします。

踏掛版の役割は、道路が沈んで段差を生じさせないようにするためです。
橋台は、大きなコンクリートで地下深くまで作られているため、沈みに
くくなっています。
しかし、橋台の外側は基本的に土砂で埋戻しをしているため、車の重さや地震
等で沈みやすくなり、橋台との間に段差ができ、振動や騒音等が発生し、走行
しにくくなってしまいます。
踏掛版は地面に隠れて見えませんが、大切な役割を果たしている構造物です。