農地防災 茶ノ木排水路第11工区工事 施工:今村組

現場日誌

2020年11月の日誌


側壁コンクリート打設 2020/11/24 

本日は、側壁部のコンクリートを打設しました。
天候にも恵まれて、作業も順調!


手前の車両が、ミキサー車で工場からコンクリートを運んできます。
奥の黄色い車両が、コンクリートポンプ車です。
このポンプ車は、コンクリートを離れた場所に圧送しています。
昔は、全て人力で運搬していたのかと考えるとぞっとしますね。

コンクリート養生中 2020/11/13 

底版部のコンクリートを打設しました。
現在、コンクリートの養生中です。


※養生とは?
コンクリートが硬化するまで、適切な環境に保つことを「養生」といいます。
コンクリートはデリケートな材料です。硬化する前は「生コン(なまこん)」と言うくらいです。
ある意味、「生野菜(なまやさい)」のように適切な管理が必要です。
コンクリートは適切に養生しないと、強度発現が遅れることや、ひび割れが起きやすくなります。
水路中央部に白く見えるのが、養生マットと呼ばれているもので
コンクリート表面を湿潤状態(水分で湿った状態)に保っています。

鉄筋をサビから守る!! 2020/11/06 

鉄筋を搬入して組立まで、適正に保管していても
鉄筋を組立て後、コンクリートを打設するまで
日数があるので、その間で必ず鉄筋にサビが発生します。


そこで、品質のいいものづくりを目指している当現場で
サビ発生防止剤を使っています。
それは、「サビラーズ」という製品です。
国土交通省のNETIS事後評価済の製品であり、
サビ防止効果が認められている製品です。


高い製品ですが、これを利用しても発注者からは
当然経費は認めては貰えないので、当社負担で・・・
品質のいいものづくりには、何かと経費がかかりますが
当社では、後世に残るいいものづくりに頑張ります!

鉄筋組立中 2020/11/05 

現在、排水路工の鉄筋を組立中です。
排水路は、コンクリートだけで出来ているわけではなく
下の写真のとおり、中に鉄筋が入っています。
コンクリートは、圧縮には強いですが、引張には弱いものです。
この鉄筋を入れることにより、安全な構造物となっています。
本日は、設置間隔や鉄筋径など設計図どおりに
組み立てられているかを確認しました。



設置してある鉄筋の径は、全部同じ種類のものではなく、
それぞれの箇所での構造計算により決定されています。
下の写真では、ちょっと判別しにくいのですが、
横方向の上の鉄筋が、直径22mm
横方向の下の鉄筋が、直径16mm
縦方向に見えるのが、直径13mmの鉄筋で組立しています。

均しコンクリート 2020/11/02 

均しコンクリート施工が完了しました。
排水路施工の基準となる高さを測量した結果、
計画どおりの高さで仕上がっていました。

均しコンクリートとは、掘削した地表面の凸凹を平らにして、
墨出しを行って、施工性向上等を図ることを目的としています。
この工事でのコンクリートの厚さは、設計5cmです。
仮に掘削した土砂の上で直接、鉄筋を組み立てたり、
型枠を組み立てても、絶対良いものにはなりませんよね。


別名で、「捨てコン」とも言われていますが、
役所などで捨てるので無神経な施工をされるのではないかと心配され
公共工事では、捨てコンという表現を使わなくなったとか??