令和2年度利賀ダム付替市道整備その2工事

現場日誌

2021年09月の日誌

現場に関する日記です。

路体盛土 2021/09/23 


本日の施工は路体盛土です。

ブルドーザにより34cmの撒き出しにより、盛土を行っていきます。

従来であれば、紅白の貫を設置し撒き出しを行っていましたが、MCブルドーザにより自動的に排土板の制御を行います。


オペレータは搭載されているモニターを確認しながら、設計通りの盛土が行われているかを確認します。

撒き出し完了後に、振動ローラにより転圧を行います。


先日の試験盛土により、6回転圧を行うことで密度が確保できことが判明しましたので、6回の転圧を行います。



オペレータ前のモニターに、位置情報が表示され、転圧毎にグレー(0回)→黄(1回)→赤(2回)→水色(3回)→緑(4回)→桃(5回)→青(6回)と変化していきます。画面上に示された、盛土箇所がすべて青色となれば、6回以上の転圧を行ったことが証明されます。

試験盛土 2021/09/21 

本日は試験盛土を行いました。

盛土の施工を行うのに、盛土材がどのような特性となるかを確認する試験となります。
試験盛土により、実際に施工を行う、敷均し厚さと転圧の回数を決定します。


試験を行う前の基盤造成後の写真です。
基盤が堅固なものでないと、試験盛土の適切なデータが採取できなくなります。


実際に施工を行うブルドーザで敷均しを行います。
今回は32㎝敷均しで試験を行いました。

ICT建機のブルドーザで、厚さを設定し敷均しを行います。



次に、振動ローラにより締固めを行います。

本工事ではGNSS搭載のローラを使用するため、液晶パネルでその場所が何回転圧しているか表示されます。本施工の際に、GNSSについては紹介したいと思います。


最後に突き砂による、現場密度を採取します。
敷均し後と転圧後の標高での測定を行い、沈下率から最適な敷均しの厚さを求めます。

今回の試験盛土により、今回使用する盛土材は、1層の敷均しが34㎝・転圧回数は6回とすることが最適であると判明しました。



路床安定処理 2021/09/14 

本日の作業内容は、路床安定処理工です。
道路の基礎となる、路床の構築を行います。

事前の試験結果から、現在の路床では強度が不足していることが判明した為、セメントを用いて路床の強度を増加させます。


現地盤に、袋に詰められたセメントを散布します。


事前の試験結果より、1袋あたりの面積が決定しているため、所定の面積にセメントを敷き均します。


バックホウにより、撹拌を行います。
この際に、厚さ70㎝の改良を行いますが、本工事ではICTの建設機械を用いて、確実に70㎝の改良を行います。ICT建機がない時は、オペレータの勘による混合厚さとなるため、品質のばらつきがありましたが、ICT建機により高品質な作業を行う事ができるようになりました。


改良後に敷均しを行い、バックホウのキャタピラーにて一次転圧を行います。


二次転圧には、振動ローラーを使用し、所定の密度まで締固めを行います。

函渠工の施工 2021/09/10 

函渠工の施工を行いました。


施工の生産性向上を図るため、集水桝はプレキャスト製品により施工を行います。

大型の集水桝であるため、上下分割しての施工となります。
製品重量は最大で5700kgあるため、大型のクレーンを用いて施工を行います。


道路を横断する水路も、大型なボックスカルバートであり、慎重に作業を進めます。


ボックスカルバートを挟み込むように、分割された集水桝を設置します。


無事に3か所の施工を完了しました。


ボックスカルバート内部の様子です。

地耐力の確認 2021/09/01 

本日は平板載荷試験を行いました。

道路部にカルバートボックスと擁壁を施工するため、地盤が製品に耐えることができるかの試験となります。


0.8m3バックホウを反力として、荷重を油圧ジャッキで段階的に加えていきます。

今回の試験により、地耐力は満足していることが確認できました。

本工事では、コロナ感染防止対策と工事の生産性を向上させるため、発注者との立会は遠隔臨場により行ないます。

立会時のヘルメットにカメラとマイクを設置し、発注者は事務所のタブレット端末で送られてきた映像と音声にて確認します。双方の音声を通信していますので、受発注者のやり取りが行えます。