工事成績評定
工事成績評定とは
「工事成績評定」とは、公共工事において、工事が完成した段階で、発注者が工事ごとの施工状況、出来形及び出来ばえ、技術提案などを採点する工事の(成績表)通知表のことです。
経緯と現状 公共工事をより透明化
平成13年4月1日から「公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 平成12年11月27日付け 法律第127号」(以下「適化法」)が施行されました。
適化法の主たる目的
- 公共工事の入札・契約の適正化を促進
- 公共工事に対する国民の信頼の確保
- 建設業の健全な発達を図る
なぜ、工事成績評定をしなければいけないのか?
この法律により公共工事においては、一括下請負が全面的に禁止となりました。また、公共工事の発注者は、工事現場の施工体制を適正なものとするため、点検その他の必要な措置を講じるよう義務付けられました。国土交通省でも各都道府県においても新しく「請負工事成績評定要領」を制定し「適化法」への対応を行ってきました。
その対応のひとつが「工事成績評定」です。
ただ当初は、発注者側も対応に苦慮してきました。現状は、平成16年・平成17年になって各地方も「工事成績評定」の改訂を進め、公表も活発化し、対象となる工事の案件数もみるみる増加してきました。
また、工事の評定結果も続々と公開されています。
各自治体で評定要領は多少異なりますが、ほとんどの工事といっていいほど対象になってきています。あなたの会社のあの工事も評定対象になっているかもしれません。
工事の出来以外にポイントがある!
評価項目は自治体により多少異なりますが、工事成績の評定をするにあたって、おおよそ以下のような項目が中心になります。
| ・ 施工体制 | 細かい考査項目の運用表がある。併せて「施工プロセス」のチェックリストを考慮して成績評定を行う。 |
| ・ 施工状況 | |
| ・ 出来形及び出来ばえ | |
| ・ 高度技術※ | ※印の項目については、特に考査項目の運用表などがありません。受注者はその工事の※印の項目に対する実施状況を提出できます。提出があった場合、それを考慮されます。 |
| ・ 創意工夫※ | |
| ・ 社会性等※ | |
| ・ 法令遵守等※ |
つまり、※印の項目については特に取り決めがないため、その会社の独自性を発揮できる項目です。
「もっと点数がほしいなぁ」と思う工事のときには、高度技術、創意工夫、社会性等、法令遵守等に力を入れると点数がアップする期待が持てます。(全ての工事に対してではありません)

